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macOSにSpringのIDEであるSTSを日本語化してインストールする方法

はじめに

Java の Spring Boot の開発で無料の IDE であれば、STS(Spring Tool Suite)を使用するのが一般的ではないかと思います。

STS には、STS単体で提供されるものとEclipse のプラグインとして提供されるものがあります。最近では、VS Codeのプラグインもあるようですね。すばらしい。

この記事では、macOS に単体で提供される STS を日本語化してインストールする方法をご紹介します。

STS その前に

まず、Java がインストールされているか確認します。

$ java -version
openjdk version "12.0.2" 2019-07-16
OpenJDK Runtime Environment (build 12.0.2+10)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 12.0.2+10, mixed mode, sharing)

Java のインストールが済んでいない場合は、下記記事をご参照ください。

www.aruse.net

STS のダウンロードとインストール

STS のサイトにアクセスします。

spring.io

macOS 版の STS をダウンロードします。

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spring-tool-suite-4-4.3.1.RELEASE-e4.12.0-macosx.cocoa.x86_64.dmgといった長い名前の dmg ファイルがダウンロードされるのでダブルクリックして起動します。

起動すると以下の画面が表示されるので、SpringToolSuite4 を Applications フォルダにドラッグ&ドロップしてインストールします。

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STS の起動

Finder のアプリケーションに SpringToolSuite4 がインストールされているので、アイコンをダブルクリックして起動します。

下記メッセージが表示されるので、[開く]をクリックします。

f:id:fnyablog:20190728024113p:plain:w320

workspace の作成先を聞いてくるので、そのまま[Launch]をクリックします。

f:id:fnyablog:20190728024219p:plain:w480

無事に起動しました。

f:id:fnyablog:20190728024331p:plain:w480

STS の日本語化

STS の日本語化は、Pleiades(プレアデス) のパッケージを適用するだけで簡単にできてしまいます。

下記サイトにアクセスします。

mergedoc.osdn.jp

Pleiades プラグインの macOS 版をダウンロードします。

f:id:fnyablog:20190728024546p:plain:w480

pleiades-mac.zipというファイルがダウンロードされるので、ダウンロードできたら解凍します。

setupをダブルクリックします。

f:id:fnyablog:20190728024736p:plain:w480

しかし、以下のメッセージが表示され起動できません。

f:id:fnyablog:20190728024825p:plain:w320

このような場合は、Control キーを押しながらアプリケーションアイコンをクリックして、ショートカットメニューから「開く」を選択します。

すると今度は以下のメッセージが表示されるので、[開く]をクリックします。

f:id:fnyablog:20190728024911p:plain:w320

Pleiades 日本語化のメニューが表示されるので、[選択]からアプリケーションの SpringToolSuite4 を選択し、[日本語化する]をクリックします。

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日本語化が完了すると、以下のメッセージが表示されます。

f:id:fnyablog:20190728025151p:plain:w320

そして STS を再度起動すると、きちんと日本語化されていますね!

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おわりに

Spring の IDE である STS を日本語化してインストールする方法をご紹介しましたが、Java のインストールと日本語化の部分を除けば簡単ですね。