はじめに
PDFをパスワード付きでダウンロード禁止にしてインターネットで公開するというのは、セキュリティの観点から対策を行いたいものではあるのですが、なかなかその方法が見つからないものでもあります。
ここでは、Google ドライブを使用することで、無料で簡単に PDF をパスワード付きでダウンロード禁止、印刷禁止にして公開する方法をご紹介します。
なお、Google アカウントの関係でメニューが英語表記されていますが、人によっては日本語で表示されるかもしれません。
PDF ファイルにパスワードを設定する方法
Word では PDF ファイル出力する際にパスワードを設定できるのですが、PowerPoint や Excel ではパスワード付きで PDF を出力することができません。
ですので、PDF にパスワードを設定する方法が必要なのですが、Windows では CubePDF、Macでは標準機能で PDF にパスワードを設定することができます。
設定方法の具体的な方法は、以下の記事が参考になります。
PDF をダウンロード禁止にして公開する方法
PDF をダウンロード禁止にして公開するには、Google ドライブの共有機能のオプションを設定することで実現できます。
まず、Google ドライブの適当なフォルダを開き、公開したい PDF ファイルをドラッグ・アンド・ドロップします。
次に、PDF ファイルを選択して、リンクアイコンをクリックします。
[Sharing settings] もしくは [共有設定] をクリックします。
[Advanced] もしくは [詳細設定] をクリックします。
[Disable options to download, print, and copy for commenters and viewers] もしくは [閲覧者(コメント可)と閲覧者のダウンロード、印刷、コピーを無効にします] にチェックを入れて[Save changes] もしくは [変更を保存] をクリックします。
[Done] もしくは [完了] をクリックします。これで設定完了です。
実際に PDF を表示してみる
再度、PDF ファイルを選択してリンクアイコンをクリックすると、クリップボードに公開用URLがコピーされます。
コピーしたURLを作業していたブラウザとは別のブラウザで表示します。作業してたブラウザでは自分がオーナーなので全ての操作ができて、動作確認できません。
すると、PDF ファイルを表示するのにパスワードが要求されます。
パスワードを入力すると、PDF が表示されます。
メニューを確認すると、ダウンロードも印刷も禁止されていることが分かります。右クリックメニューも表示されません。
ブラウザのメニューから無理にダウンロードしても、以下のように PDF ファイルはダウンロードできません。
ばっちりですね!
おわりに
PDF をダウンロード禁止にするソリューションはいくつかあるようですが、Google ドライブに手軽さで勝るものはないのではないでしょうか。
是非、活用したいですね。