縁あって、本田健さん著作の『仕事消滅時代の新しい生き方』を読みました。
新型コロナウィルスの影響で、給料が減ってしまったり、仕事を失ったりしている人が増えています。
場合によっては業界自体が消滅する時代になりました。
これから消滅する業界をアメリカではBEACHという頭文字で表しているとのこと。
- B:ブッキング
- E:エンターテインメント
- A:エア
- C:クルーズとカジノ
- H: ホテル
確かにコロナショックで、これらの業界は危機的な状況に陥っています。
なくなったら困ってしまう業界ではありますが、人々のライフスタイルが強制的にシフトさせられたので確かにそうなのかなと感じます。
これは厳しい時代です。
なんとなく会社に勤めて、なんとなく生きていた人は、仕事を失ってしまいます。
また、個人がレーティング(格付け)される時代になるとのことで、これはなんとなく生きていては生き残れません。
これからは個人の才覚、才能を活かして生きていく時代だと本書は述べています。
これは組織に頼らず、自身の能力で生きていくことを意味しているためシビアな時代ですが、本書では「がんばった人は、がんばった分だけ報われる」とフェアな社会になるとの見方を示しています。
これは捉え方の問題ですが、確かにポジティブに時代の変化を受け取って生きた方がよさそうですね。
ここから先は本書の本論に入るので、詳しくは書籍を読んでほしいと思います。
概要を述べると、自分の才能を見つけて生きるということと、その才能をどうやって活かして収入につなげるのかについて詳しく解説されています。
本田健さんのテーマである、「お金と幸せ」についても解説されています。
自分の年齢的に一部だけ触れておきたいのは、ありがたいことに「何歳からでもやり直せる」そうです。
但し、50歳前後の人は「ミッドライフ・クライシス」と呼ばれる中年の危機がやってくるかもしれないとのことです。
これは、世界中の50歳前後の人の人生の満足度が、人生のどん底を迎えるとの調査結果があるためです。
様々な要因がありますが、自分の限界を知ることによる絶望感が50歳をどん底に突き落としてます。
自分もまさに、この年齢なのでよく分かります。新しいことを身につけるのが難しいと感じるようになりました。
それでも自分は、新しいことが好きなので、時間がかかっても学んでいこうという姿勢は失いたくないですね。
自分も行動を起こしたいと考えています。
最後になりますが、ポストコロナ時代を生き延びたいのなら、本書はぜひ読んでおきたい内容ですね。

- 作者:本田 健
- 発売日: 2020/07/09
- メディア: 単行本